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壁は遠くでみるよりずっとヌメヌメとしていた。巨大ななめくじの這ったあとのようだった。
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 ページ位置:86% 作品を確認(amazon)
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粘り感触
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......ていた。様々な機械やメーターやジャンクション・ボックス、スイッチのあとには、それらがまるで巨大な力でむりやりむしりとられたかのように、ぽっかりと穴があいていた。壁は遠くでみるよりずっとヌメヌメとしていた。巨大ななめくじの這ったあとのようだった。実際に歩いてみると建物はひどく広い。養鶏場の冷凍倉庫にしては異様に広かった。 ちょうど僕が下りた階段の真向いに同じような階段があった。そして階段を上ったところに......
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蛞蝓(なめくじ)
蛞蝓・・・マイマイ目の有肺類。カタツムリに似ているが、殻が退化し無くなった巻貝。腹面全体の伸縮によりゆっくりと這(は)い進み、這った跡には粘液の筋が残る。湿ったところに住み、塩をかけると体内の水分が出て、溶けたように小さくなる。野菜などの害虫。三すくみの伝承では蛇に勝ち蛙に負ける。
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