みどり色の段ボールがどっしり置いてあり、中にはあふれんばかりの真っ赤なりんごと茶のおがくずが、まぶしいような色彩で入っていた。あたりには甘ずっぱくみずみずしい香りが漂っていた。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:15% 作品を確認(amazon)
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りんご
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......飲むので。 つい三日ほど前、りんごが来た。宅配便シリーズの第二弾だった。 家に戻ってきて玄関をあけたら、いきなり弟がりんごをかじっていた。そしてその弟の横には、みどり色の段ボールがどっしり置いてあり、中にはあふれんばかりの真っ赤なりんごと茶のおがくずが、まぶしいような色彩で入っていた。あたりには甘ずっぱくみずみずしい香りが漂っていた。「どうしたの? それ。」 私はたずねた。「東北のほうから来たんだよ。」 弟は言った。 階段から母と純子さんがとんとんと降りてきた。純子さんは大きなかごを抱いてい......
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