TOP > 暮らしの表現 > 健康・体調・病気 > 肌の傷・怪我
TOP > 暮らしの表現 > 健康・体調・病気 > 肌の腫れ・むくみ
(腫れ物の)痕は、細長く深く切れ込み、古い本が紙魚 に食い貫 かれたあとのようになっている。
梶井基次郎 / ある心の風景 ページ位置:18% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
肌の傷・怪我
肌の腫れ・むくみ
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......て行った。それにつれてその痕 はだんだん深く、まわりが大きくなって来た。 あるものはネエヴルの尻のようである。盛りあがった気味悪い肉が内部から覗 いていた。またある痕は、細長く深く切れ込み、古い本が紙魚 に食い貫 かれたあとのようになっている。 変な感じで、足を見ているうちにも青く脹れてゆく。痛くもなんともなかった。腫物 は紅い、サボテンの花のようである。 母がいる。 「あああ。こんなになった」 彼は母に......
単語の意味
衣魚・紙魚・蠧魚(しみ)
衣魚・紙魚・蠧魚・・・シミ科の昆虫を総称。細長くて銀白色の小さい昆虫。主に衣服や本などの糊(のり)を食べ、魚のようにクネクネとよく動くなどから「衣魚」「紙魚」の字が当てられた。
ここに意味を表示
肌の傷・怪我の表現・描写・類語(健康・体調・病気のカテゴリ)の一覧 ランダム5
ぱっくり開いた(顔の)傷口のようすは、たとえば地底旅行をしているようなもので、普段見慣れたおのれの顔の下にひそんでいる異界の光景だ。
中島 らも / 今夜、すベてのバーで amazon
大きな、まるで暗い不思議な花のような病竃(びょうそう)
堀 辰雄 / 風立ちぬ amazon
数日経てば消えてしまう傷痕
伊坂 幸太郎 / ラッシュライフ amazon
このカテゴリを全部見る
肌の腫れ・むくみの表現・描写・類語(健康・体調・病気のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(腫れ物は)ネエヴルの尻のようである。盛りあがった気味悪い肉が内部から覗 いていた。
梶井基次郎 / ある心の風景
梶井基次郎 / ある心の風景
このカテゴリを全部見る
「健康・体調・病気」カテゴリからランダム5
神秘な生命力を流し込まれるかのように、見る見る元気になる
川端 康成 / 掌の小説 amazon
聴力検査で耳にする高い信号音に似た音が、微かに鋭く鳴り続けている。そのために、周囲の物音だけでなく、見るもの、触れるもののすべてが、彼女からすんでのところで妨げられていた。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
いいくらいの 疲労 と満腹とで私は 珍しくゆったりした気分になっていた。
志賀 直哉 / 濠端の住まい「城の崎にて・小僧の神様 (角川文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
健康・体調・病気 の表現の一覧
暮らしの表現 大カテゴリ