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(小説の新人賞の選考委員の会話)「でもチャンスを与えてやるのは悪いことじゃないでしょう」と天吾は言った。「水に放り込んで、浮かぶか沈むか見てみろ。そういうことか?」「簡単にいえば」「俺はこれまでにずいぶん無益な殺生をしてきた。人が溺れるのをこれ以上見たくはない」
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 作品を確認(amazon)
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ちょうどいい・好都合・チャンス
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単語の意味
溺れる(おぼれる)
溺れる・・・1.水の中で泳げなくて、苦しくてもがく。
2.心を奪われる。ひどく夢中になる。「ギャンブルに溺れる」
2.心を奪われる。ひどく夢中になる。「ギャンブルに溺れる」
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(新人発掘)澄んだ夜空を見渡して、誰よりも先に新しい星を見つけるのは胸躍るものだ。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
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もう一つの傾斜へ続く、ちょっと階段の踊り場のようになった所
梶井基次郎 / 路上
万が一、彼女が須藤勲殺害事件と関わりがあったとすれば、その先には、信じがたい深淵が黒々とした開口部を見せつけてくることになるのだ。当時わずか七歳だった尾畑理恵が、弟の死に関わったという可能性である。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
主人の論理には大 なる穴がある。この垣よりも大いなる穴がある。呑舟 の魚をも洩 らすべき大穴がある。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
天井のしみの真ん中に止まった。それはこの前見た時より一回り大きくなっているようだった。何種類もの絵の具を混ぜたような暗い色が、天井を丸く染めていた。鼓動を小刻みに震わせる羽が、しみの中に透明に浮き出ていた。
小川 洋子 / ドミトリイ「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
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(会社倒産)被爆してから十三年、又々土の上にたたきつけられてしまったような自分
竹西 寛子 / 長城の風 amazon
「私、一度世帯を持った事がありましてね。」
林芙美子 / 新版 放浪記
地球の一部がどかんと凹んだような戦車壕
木山 捷平 / 大陸の細道 amazon
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