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抱きついて、硬い毛の頬をすりつけたりした。
小林多喜二 / 蟹工船 ページ位置:37% 作品を確認(青空文庫)
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髭づら・無精ひげ
抱擁・抱き合う・抱きしめる
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前後の文章を含んだ引用
......鹿に恐ろしいことをやらせるものだ。これで――この手で、露西亜が日本をマンマと騙 すんだ、と思った。 ロシア人達は終ると、何か叫声をあげて、彼等の手を力一杯握った。抱きついて、硬い毛の頬をすりつけたりした。面喰 った日本人は、首を後に硬直さして、どうしていいか分らなかった。……。 皆は、「糞壺」の入口に時々眼をやり、その話をもっともっとうながした。彼等は、それから......
単語の意味
頬(ほお・ほほ)
頬・・・顔の一部。顔の両脇で、口の真横にあるやわらかい部分。ほっぺ。ほっぺた。
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慎吾の腕が、ふいに、抱き倒すように、彼女のからだを巻いた。
吉川英治 / 銀河まつり
(彼女を抱きしめる洋子)いよいよ堪えきれずに嗚咽する彼女を抱き締めた。無力感に耐えているかのように、洋子はやさしかった。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
(海に浸かって抱き合う)わたしたちは波間に揺れる一対の 葦 のようになりながら抱き合った。
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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「ひげ」カテゴリからランダム5
男の髭に触れた時、女は突然悲しみに襲われた。男のそれは思いがけないほど強く、濃く、男の顎に分布していた。やわらかい女の掌を傷つけてしまうほどの勢いだった。男のいのちが、こんなところまで無意味に、無節操にちりばめられていることが女には悲しく思えた。
林 真理子 / 最終便に間に合えば amazon
生えそろわぬちょび髭に味噌汁のかすをくっつけ
堀田善衛 / 広場の孤独 amazon
「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
不安を警告するように、左の肋骨に軽くつき当るような動悸を打っていた。
伊藤 整 / 氾濫 amazon
偏執狂のように読み返えし読み返すのをやめなかった。
岡本かの子 / 巴里祭
春になって芽をふき花を咲かせる草のようにせっせと動く
梅本 育子 / 桃色月夜 amazon
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