春の霞が薄く被衣のようにかかる
田山 花袋 / 田舎教師 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
霧・かすみ・もや
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
no data
単語の意味
霞(かすみ)
被・被衣(かずき・かつぎ)
霞・・・1.遠くにある山などの前に、帯状の煙りのようなものが見える現象。春の朝などによくある、遠くをはっきり見えなくさせる雲のようなもの。
2.目に白いものがかかったようになって、ものがぼんやりと見えること。翳み(かすみ)。
2.目に白いものがかかったようになって、ものがぼんやりと見えること。翳み(かすみ)。
被・被衣・・・武家時代、身分のある婦人が外出する際に頭からかぶった衣服。
ここに意味を表示
霧・かすみ・もやの表現・描写・類語(雨・霧のカテゴリ)の一覧 ランダム5
村に、焦臭 い靄が低くこめる。山裾の町の電燈が、点々と燦き出す
宮本百合子 / 伸子
風が霧の流れを幕のようにはためかせて傍若無人に吹きちぎっていく。
石坂 洋次郎 / 山のかなたに amazon
霧はゆっくりうねりながら、一つの方向へ流れていた。それは風景をすっぽり包み込んでしまうような息苦しい霧ではなく、透明な清らかさを持っていた。手をのばすと、その薄くてひんやりしたベールの感触を味わうことができそうだった。
小川 洋子 / 夕暮れの給食室と雨のプール「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「雨・霧」カテゴリからランダム5
同じカテゴリの表現一覧
雨・霧 の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ