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暗の中でかすかに蔀 を開く音。それと共にうすい月の光がさす。
芥川龍之介 / 袈裟と盛遠 ページ位置:100% 作品を確認(青空文庫)
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扉(門・窓)の開閉
室内に差し込む光
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前後の文章を含んだ引用
......、夫は私を愛している。けれど、私にはその愛を、どうしようと云う力もない。昔から私にはたった一人の男しか愛せなかった。そうしてその一人の男が、今夜私を殺しに来るのだ。この燈台の光でさえそう云う私には晴れがましい。しかもその恋人に、虐 まれ果てている私には。」 袈裟 は、燈台の火を吹き消してしまう。ほどなく、暗の中でかすかに蔀 を開く音。それと共にうすい月の光がさす。 (大正七年三月)
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不意に、部屋の空気をかき混ぜるようにトイレのドアが開いて、誰かが出てくる気配がした。《…略…》空気の波がふわりとあたしの上を撫でていく。
朝井 リョウ / ひーちゃんは線香花火「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
(蝶が外に出て行かないように)細く扉を開け、素早く外に出て、また扉を閉めた。社交ダンスのステップを踏んでいるように。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
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椅子に腰掛けた。庭から差し込んでくる朝日が、テーブルの下にまで届いて、三人のスリッパの影が床に映っていた。
小川 洋子「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
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御用窯の中には炎々たる高熱の火が入っている。
吉川英治 / 増長天王
風呂場のドアを開けた。木枠にガラスをはめ込んだドアが、まるで薄いトタンのように大きくしなり、大げさな音を立てる。《…略…》再び閉められたドアが、割れそうなほどガシャンと音を立てた。
吉田修一「悪人」に収録 amazon
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