TOP > 人物表現 > 思考・頭の中の状態 > 祈る・願う
十字の切りかたは知らないけれど、ああ神様と祈りたくなります。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:68% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
祈る・願う
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......置場なのよ。三角の山盛りで、黄色に塗った五銭のアイスクリン。エエひやっこいアイスクリン! その隣りが壺焼。おでん屋は皿ほどもあるがんもどきをつまみあげている。 十字の切りかたは知らないけれど、ああ神様と祈りたくなります。 全心全霊をかたむけてエホバよ。 プウシュキンは品のいい詩ばかりお書きになっていた。そして、人の魂をとろかすもの。私ときたら鼻もちならぬ。 みんな自分が可愛いの......
ここに意味を表示
祈る・願うの表現・描写・類語(思考・頭の中の状態のカテゴリ)の一覧 ランダム5
十字の切りかたは知らないけれど、ああ神様と祈りたくなります。
林芙美子 / 新版 放浪記
祈りは歯をかたく閉じた病人の口から水がこぼれるように、 空疎 に唇をかすめただけだった。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「思考・頭の中の状態」カテゴリからランダム5
(数学の難問を解いている)今度の問題がいかに手強いかは、博士の様子を見れば私にも察しがついた。考える状態の密度が、飽和点にまで達したかのようだった。一度書斎に入ると、どんな微かな気配も伝わってこず、あまりにも深く考えすぎて身体が溶けてしまったのではないかと、不安になるほどだった。かと思うと、突然、紙の上を滑る鉛筆の音が、静寂の中から伝わってくることもあった。
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 amazon
かすかに、何かが引っかかった。見たことのある、笑顔。そして、感じたことのある痛い感触が私の反応としてあった。でも、何だかはわからなかった。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
思考・頭の中の状態 の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ