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生徒があやまったのは心から後悔してあやまったのではない。ただ校長から、命令されて、形式的に頭を下げたのである。商人が頭ばかりさげて、ずるいことをやめないのと一般で生徒も謝罪だけはするが、いたずらはけっしてやめるものでない。よく考えてみると世の中はみんなこの生徒のようなものから成立しているかもしれない。人があやまったりわびたりするのを、まじめに受けて勘弁するのは正直すぎるばかというんだろう。あやまるのもかりにあやまるので、勘弁するのもかりに勘弁するのだと思ってればさしつかえない。もしほんとうにあやまらせる気なら、ほんとうに後悔するまでたたきつけなくてはいけない。
夏目 漱石 / 坊っちゃん 作品を確認(amazon)
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単語の意味
商人(しょうにん・あきびと・あきんど・あきゅう)
商人・・・商売をする人。物の売り買いを職業とする人。
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新聞沙汰にならぬよう、ひたすら平身低頭する
飯田 栄彦 / 昔、そこに森があった amazon
玄関の 三和 土 に頭をすりつけんばかりに謝った。
向田邦子 / 犬小屋「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
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謝罪などして弱みを見せてはいけない
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
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大げさに手を振ってくれた。まるで遠い辺境の地に出征する兵士を見送るみたいに。
村上 春樹 / 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 amazon
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