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憂鬱になっているときの私の顔はきっと醜いにちがいありません。見る人が見ればきっとそれをよしとはしないだろうと私は思いました。
梶井基次郎 / 橡の花――或る私信―― ページ位置:18% 作品を確認(青空文庫)
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憂鬱・気分が晴れない
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前後の文章を含んだ引用
......うな音楽です。時には嘲笑 的にそしてわざと下品に。そしてそれが彼等の凱歌 のように聞える――と云えば話になってしまいますが、とにかく非常に不快なのです。 電車の中で憂鬱になっているときの私の顔はきっと醜いにちがいありません。見る人が見ればきっとそれをよしとはしないだろうと私は思いました。私は自分の憂鬱の上に漠とした「悪」を感じたのです。私はその「悪」を避けたく思いました。然し電車には乗らないなどと云ってはいられません。毒も皿もそれが予 め命ぜられ......
単語の意味
憂鬱(ゆううつ)
憂鬱・・・気分が落ち込んだ状態。重苦しい気分。メランコリー。
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「憂鬱・気分が晴れない」の表現・描写・類語(気分が晴れない・落ち込むのカテゴリ)の一覧 ランダム5
思い出すたび、財前は重たい憂鬱に満たされた。
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
両足が空中を歩いているように浮ついていて、いつまでも目的地に到着しなければ良いという気持ちが身体に反映されているようだった。
又吉直樹「劇場(新潮文庫)」に収録 amazon
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欝な気持ちの表現・描写・類語(気分が晴れない・落ち込むのカテゴリ)の一覧 ランダム5
(目の前にある)原付を 蹴り倒してしまいたいほどの 鬱屈 した塊が胸にあった。
又吉直樹「劇場(新潮文庫)」に収録 amazon
心は悪鬼のように憂鬱に渇いている。
梶井基次郎 / 桜の樹の下には
足の裏を突き抜けて地にめりこんで行くような沈鬱
石川淳 / 普賢 amazon
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何となく気持ち全体が張りを失っている。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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