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一句が目に残って、しばらく院長の存在を忘れていた。
松本 清張「点と線 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:53% 作品を確認(amazon)
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気を引く・気を取られる
上の空・心ここにあらず
忘れられない・心に強く残る
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前後の文章を含んだ引用
......打って雑誌を返した。彼には安田亮子の感じ方よりも、本文の冒頭にある「主人も仕事の上で出張が多いから時刻表をよく買っている。じっさいによく見なれているらしいが」の一句が目に残って、しばらく院長の存在を忘れていた。3 警視庁に三原が帰ったのは、夜の八時ごろであった。主任の笠井警部は帰ったあとでいなかった。 机の上にインク瓶を押さえにして、電報がおいてある。三原は、あんがい......
単語の意味
暫く・姑く・須臾(しばらく)
暫く・姑く・須臾・・・1.長いと感じるほどではないが、すぐともいえないほどの時間。ちょっとの間。一時的。
2.ちょっと待った!
2.ちょっと待った!
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巻子は、なあ、とわたしと緑子の視線を饅頭から剥がそうと声を出して
川上 未映子「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 amazon
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ぼんやり床 の上ばかり見ていた
芥川龍之介 / 河童
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君は妙に力強い印象を私に残して、私から姿を消してしまったのだ。
有島武郎 / 生まれいずる悩み
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塩っぽい追憶に耽 って
林芙美子 / 新版 放浪記
(思い出話)乙松は半世紀分の愚痴や自慢を、思いつくはしから口にした。 それらは古ぼけた制服の胸ふかく、たとえば機関車の油煙の匂いや炭ガラの手ざわりとともに、 澱 のように凝り固まっている記憶だった。ひとつの出来事を語るたびに、乙松の心は確実に軽くなった。
浅田次郎 / 鉄道員(ぽっぽや)「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
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かなり酔っていた。歩けない、というほどではないけれど、世の中がきらきらして見える程度には変だった。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
交差点に差し掛かったところで、車のクラクションが鳴り響き、音に反応して振り返る所作の鈍さと大きさで自分が酔っていることがわかった。
又吉直樹「劇場(新潮文庫)」に収録 amazon
彼は彼女と並んで歩きながら、彼女の心が、全く彼の方向にはなく、どこか彼女の体の内の深いところにずり落ちているのを感じていた。
野間 宏 / 顔の中の赤い月「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
弱々しい視線をテーブルの上へ落して、熱心でも無関心でもない様子で、父親と知人の談話を聞いていた。
岡本かの子 / 母子叙情
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