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袖口も、襟 もとも垢 でぴかぴか光っている。いっそ裸で歩きたい位だ。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:71% 作品を確認(青空文庫)
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服装や身なりが汚い
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前後の文章を含んだ引用
......までも私は不安だ。卑しくて犬のように這いずりまわっているくせに、もう、死んでしまいたいと思うくせに、誰かをだましてやろうと思っているくせに、私には何の力もない。袖口も、襟 もとも垢 でぴかぴか光っている。いっそ裸で歩きたい位だ。 食堂を出て動坂 の講談社に行く。おんぼろぼろの板塀 のなかにひしめく人の群をみていると、妙にはいりそびれてしまう。講談社と云うところはのみの巣のようだと思う。文明......
単語の意味
垢(あか)
襟・衿・領(えり)
垢・・・皮膚の上の、汗やほこり、脂が交じってできる汚れ。
襟・衿・領・・・1.衣服の、首を取り囲む所につけられている部分。また、そこにつける縁どりの布。カラー(collar)。和服では、前で交わる細長い部分やそこにつける布を指す。
2.首の後ろの部分。首筋。うなじ。
3.掛け布団の、首に直接あたる部分にかける細い布。
2.首の後ろの部分。首筋。うなじ。
3.掛け布団の、首に直接あたる部分にかける細い布。
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