叡山(えいざん)の頂きは突兀(とっこつ)としていたが、その裾のひろがりは限りなく、あたかも一つの主題の余韻が、いつまでも鳴りひびいているようであった。
三島 由紀夫 / 金閣寺 作品を確認(amazon)
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山
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単語の意味
余韻・余韵(よいん)
余韻・余韵・・・1.余(あま)った韻(いん[=似たような響き])。余った音。鐘をついた後などにある、音が鳴り終わった後にも残っている響き。「韻」と「韵」はどちらも訓読みで「ひび(き)」と読め、「音」を意味する字。「余音」とも書く。余響(よきょう)。
2.1が転じて、事が終わったあとも残る風情や味わい。また、詩文などで言葉で直接あらわされていない趣(おもむき)。余情(よじょう)。
2.1が転じて、事が終わったあとも残る風情や味わい。また、詩文などで言葉で直接あらわされていない趣(おもむき)。余情(よじょう)。
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夕靄 の中、山は 蒼 黒く、まるで女のふくらんだ胸のような形で拡がっている。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
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崖下の町が一と目に見渡せた。
梶井基次郎 / ある崖上の感情
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