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烈しく愛し合っていた筈の二つの心が連絡を失い、ただ、離れ切れない消極の力だけにかれて、互に牽きつ牽かれつしている状態が、切なく伸子に迫った。
宮本百合子 / 伸子 ページ位置:77% 作品を確認(青空文庫)
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心変わり・熱が冷める
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前後の文章を含んだ引用
......、夜毎に耳だつ広い虫の音と、黄色くなって来る庭の芝を見て暮していた。その間の気持や、今自分達二人が、透明に秋陽のさす庭で、薔薇を剪る剪らぬと云い縺れている心持。烈しく愛し合っていた筈の二つの心が連絡を失い、ただ、離れ切れない消極の力だけにかれて、互に牽きつ牽かれつしている状態が、切なく伸子に迫った。これから何年か経った後のある秋晴の日、偶然今日の些細なこの情景が、記憶の底から浮び上ることがあったら、縁側にこうやって坐っていた自分、庭にいる佃の姿、美しかった......
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