TOP > 風景表現 > 家・建物 > 街や村の雰囲気・印象
活動写真の看板画が奇体な趣きで街を彩 っている
梶井基次郎 / 檸檬 ページ位置:99% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
街や村の雰囲気・印象
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
...... 変にくすぐったい気持が街の上の私を微笑 ませた。丸善の棚へ黄金色に輝く恐ろしい爆弾を仕掛けて来た奇怪な悪漢が私で、もう十分後にはあの丸善が美術の棚を中心として大爆発をするのだったらどんなにおもしろいだろう。 私はこの想像を熱心に追求した。「そうしたらあの気詰まりな丸善も粉葉 みじんだろう」 そして私は活動写真の看板画が奇体な趣きで街を彩 っている京極を下って行った。
単語の意味
趣(おもむき)
趣・・・しっとりと落ち着いて、心惹かれる特徴や雰囲気。そのものがもっている、自然とかもし出される(いい)雰囲気。ずいぶん昔のものなのに、手入れがされているさま。風情(ふぜい)。
ここに意味を表示
街や村の雰囲気・印象の表現・描写・類語(家・建物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
ほんの小さな街だ。港からの帰り、国道を車で飛ばす時には煙草は吸わないことにしている。マッチをすり終るころには車はもう街を通りすぎているからだ。
村上春樹「風の歌を聴け (講談社文庫)」に収録 amazon
白魚のくねったように細長く湾曲している町の姿
宮尾 登美子 / 楊梅(やまもも)の熟れる頃 amazon
このカテゴリを全部見る
「家・建物」カテゴリからランダム5
ヨーロッパの古城のような別荘
湊 かなえ「花の鎖 (文春文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
家・建物 の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ