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駱駝 のように壁に 靠れて眠りこけました。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 ページ位置:30% 作品を確認(amazon)
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眠りに落ちる・寝つく
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前後の文章を含んだ引用
......ます。渇きと空腹をおぼえ、一軒の空家に入って食べものを探しました。が、口に入れたのは結局、鉢の中に溜めた水だけでした。 一日の疲れが私をその場に打ち倒しました。駱駝のように壁に靠れて眠りこけました。猫が体のまわりを歩きまわり、腐った干魚をみつけて動いているのを夢うつつの中で感じました。時々、眼をあけると叩き破られた戸の間から星のない真黒な夜空がみえました。......
単語の意味
駱駝(らくだ)
駱駝・・・ラクダ科の哺乳動物の総称。砂漠での生活に適し、足の裏は厚く柔らかく砂にめり込むのを防ぎ、鼻孔は開閉できて砂が入り込まない。背に脂肪質のコブがあり、養分を貯えるほか、代謝水ともなる。砂漠の旅に重要な家畜。毛は織物の材料。
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眠りに落ちる・寝つくの表現・描写・類語(睡眠・眠る・寝るのカテゴリ)の一覧 ランダム5
彼は心を静め、目を閉じて眠りについた。意識の最後尾の明かりが、遠ざかっていく最終の特急列車のように、徐々にスピードを増しながら小さくなり、夜の奥に吸い込まれて消えた。
村上 春樹 / 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 amazon
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ただ星の下で眠りたかった。 朝の光で目覚めたかった。
吉本 ばなな / キッチン「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon
襟もとまですっぽり絹蒲団をかぶって、朽ち木のように寝ている
水上 勉 / 雁の寺 amazon
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