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モゾモゾと何十匹もの蚤がすねい上ってきた。しまいには、自分の体の何処かが腐ってでもいないのか、と思った。うじや蠅に取りつかれている腐爛ふらんした「死体」ではないか、そんな不気味さを感じた。
小林多喜二 / 蟹工船 ページ位置:51% 作品を確認(青空文庫)
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ノミ・シラミ・ダニ
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前後の文章を含んだ引用
......―それでも然し眠れない。何処から出てくるか、夜通し虱とのみ南京虫ナンキンむしに責められる。いくらどうしても退治し尽されなかった。薄暗く、ジメジメしている棚に立っていると、すぐモゾモゾと何十匹もの蚤がすねい上ってきた。しまいには、自分の体の何処かが腐ってでもいないのか、と思った。うじや蠅に取りつかれている腐爛ふらんした「死体」ではないか、そんな不気味さを感じた。  お湯には、初め一日置きに入れた。身体が生ッ臭くよごれて仕様がなかった。然し一週間もすると、三日置きになり、一カ月位経つと、一週間一度。そしてとうとう月二回に......
単語の意味
臑・脛(すね)
蛆(うじ)
蚤(のみ)
蠅・蝿(はえ)
臑・脛・・・足の、膝(ひざ)から踝(くるぶし)までの部分。とくに、その前面をいう。脛(はぎ)。
・・・ハエやハチなどの幼虫。円筒形で足がなく、白っぽい虫。蛆虫(うじむし)。
・・・ノミ科の昆虫を総称。人や家畜の血を吸い、安眠を妨害したり、ペストなどの病原菌を媒介したりする小さな虫。後ろ足が発達していて体のおよそ60倍の高さを飛ぶことができる。雌は雄より大形。
蠅・蝿・・・ハエ目ハエ亜目ハエ下目に属する昆虫の総称。羽は二枚で触角は太くて短い。食べ物などにたかり、伝染病を媒介する。長い口先を使って液体などを舐める。幼虫はいわゆる「うじ」。不快なもの、五月蝿(うるさ)いものの代名詞にも使われる。
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山のダニはでかい。五ミリはゆうにあり、肉眼ではっきり見える。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
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