昔の輝くような美貌を偲ばすに足る均斉の正しい上品な、しかし老いしなびた顔
菊池 寛 / ある恋の話 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
老いた顔
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
no data
単語の意味
美貌(びぼう)
美貌・・・美しい容貌。美しい顔かたち。「貌」は、訓読みで「かお」「かたち」と読める。
ここに意味を表示
老いた顔の表現・描写・類語(顔のカテゴリ)の一覧 ランダム5
彼はまだ六十四歳だったが、それよりはずっと年老いて見えた。誰かがうっかり間違えて、その男の人生のフィルムを先の方まで回してしまったみたいに。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
その頃の彼女はもう人生を生き終えようとしている燃えかすのように、実際の年よりもずっと老け込んでいて、とてもまだ若くって、これからいろんなことがあるようには決して見えなくなってしまっていた。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
長い人生の労苦に唯々うちひしがれて、今にも吹き散りそうな弱々しい顔
円地文子 / 円地文子集(老桜) amazon
このカテゴリを全部見る
「顔」カテゴリからランダム5
色白で眼のぱっちりした器量よし
有吉 佐和子 / 三婆 amazon
「中年・老人」カテゴリからランダム5
薄くまばらになった髪、しみだらけの皮膚、落ちくぼんだ眼窩--そこには容赦なく通り過ぎていった時間の侵食が、川に削りとられた谷間の荒涼たる崖の肌のように痛ましい痕を刻みつけている
日野 啓三 / 抱擁 amazon
白かった肌が、白布が日ごとに黄ばんでいくように少しずつ飴色に濁っていく
連城 三紀彦 / 棚の隅 amazon
(老いた象)今にも心臓発作を起して死んでしまいそうなよぼよぼの象
村上 春樹 / 象の消滅「新装版 パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
彼女は中年を過ぎていて、もう自分が美人であることを何とも思わなくなっているような女だった。
岡本かの子 / 巴里祭
同じカテゴリの表現一覧
顔 の表現の一覧
中年・老人 の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ