広いつるつるした廊下を、よくすべりっこしたわ、まるで鏡みたいだったの。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:20% 作品を確認(青空文庫)
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滑らかな感触
廊下・通路
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前後の文章を含んだ引用
......時、よその小父さんに連れられて、満洲 にさらわれて行ったのよ。私芸者屋にじき売られたから、その小父さんの顔もじき忘れっちまったけれど……私そこの桃千代と云う娘と、広いつるつるした廊下を、よくすべりっこしたわ、まるで鏡みたいだったの。内地から芝居が来ると、毛布をかぶって、長靴をはいて見にいったのよ。土が凍ってしまうと下駄で歩けるの。だけどお風呂から上ると、鬢 の毛がピンとして、とてもおかしいわ......
単語の意味
燻べる(くすべる・ふすべる)
燻べる・・・1.煙がたくさん出るように燃やす。くすぶらせる。
2.煙にあててすすで黒くする。いぶしをかける。いぶす。
3.相手に煙たい思いをさせる。煙にあてて苦しめる。
4.3が転じて、責めたてる。嫉妬する。やきもちをやく。
2.煙にあててすすで黒くする。いぶしをかける。いぶす。
3.相手に煙たい思いをさせる。煙にあてて苦しめる。
4.3が転じて、責めたてる。嫉妬する。やきもちをやく。
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すっと触った指がありもしないささくれを想像して鳥肌を立てるほどになめらか
綿矢 りさ / 仲良くしようか「勝手にふるえてろ (文春文庫)」に収録 amazon
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窓のない廊下は曖昧な明るさだった。
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
随分長い廊下
林芙美子 / 新版 放浪記
寄宿舎のように長い廊下が一本、横に貫いていて
林 芙美子 / 清貧の書 amazon
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(銀座のある定食屋の)戸は自動ではなく、薄緑色のペンキを塗った木製の引き戸で、これが重くてしぶくて、うんと力を入れるとようやくゴトゴト音を立てて開く。”なかなか開かない引き戸”というのもなんだか懐かしくて嬉しい。
東海林さだお / コロッケの丸かじり amazon
バンガローが切り拓かれた四方へ大ランプの灯の光を投げている。
岡本かの子 / 河明り
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