かなり古い家らしく壁は剥 げ落ち、柱は虫に食われ、ほとんど修理の仕様も無いほどの茅屋
太宰治 / 人間失格 ページ位置:96% 作品を確認(青空文庫)
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粗末な建物
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前後の文章を含んだ引用
......くれました。自分の生れて育った町から汽車で四、五時間、南下したところに、東北には珍らしいほど暖かい海辺の温泉地があって、その村はずれの、間数は五つもあるのですが、かなり古い家らしく壁は剥 げ落ち、柱は虫に食われ、ほとんど修理の仕様も無いほどの茅屋 を買いとって自分に与え、六十に近いひどい赤毛の醜い女中をひとり附けてくれました。 それから三年と少し経ち、自分はその間にそのテツという老女中に数度へんな犯され......
単語の意味
茅屋(ぼうおく)
茅屋・・・1.かやぶき屋根の家。ぼろぼろの家。あばら家。
2.自分の家をへりくだって言う語。
2.自分の家をへりくだって言う語。
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眼下の部落を見おろしました。褐色の一握りの土塊のように 藁屋根 と藁屋根との集まった部落。泥と木とでねりあわせた小屋。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
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自宅は豪華と言えるものでもなかった。どちらかと言えば地味で、町内に埋もれてしまうタイプの一軒家だった。
伊坂 幸太郎 / ラッシュライフ amazon
編笠(あみがさ)を被せたような藁屋根
火野 葦平 / 麦と兵隊 amazon
弟の家から辻を一つ越した二三軒先のくすんだ感じの店
梶井基次郎 / のんきな患者
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