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駅の案内板を試験問題みたいに凝視して
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 ページ位置:72% 作品を確認(amazon)
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よく見る・じっくり見る・凝視
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前後の文章を含んだ引用
......ら、三葉は俺に電話をかけてみる。電波の届かない場所にいるか、電源が入っていないため……。電話を切る。やはり、通じないのだ。 会えっこない、と三葉は思う。 でも、駅の案内板を試験問題みたいに凝視して、三葉は曖昧な記憶をよすがにして街に出てみる。 でも、もし会えたら……。 山手線に乗り、都バスに乗り、歩き、また電車に乗り、また歩く。 どうしよう、やっぱり迷惑......
単語の意味
凝視(ぎょうし)
凝視・・・目を凝らして一点を見つけること。目を大きく見開いてじっと見つめること。
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それを見ていると私は息が詰って来るような気がした。
梶井基次郎 / 交尾
体を突き通すほど鋭く見つめる
五木 寛之 / ワルシャワの燕たち amazon
文学趣味のある女秘書のような目で観察する
後藤 明生 / 関係 amazon
(美しい少女が醜い中年を見つめる)感情を欠いた視線をただ揺るぎなく牛河に注いでいた。星明かりが名もなき岩塊を照らすように。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
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光景が、スイッチを入れた(ブラウン管)テレビのように鮮やかに浮かんでいくる
佐藤 愛子 / 窓は茜色 amazon
自分がどう見られているのかを気にする様子で、彼はつと顔を上げて、一瞬里枝を正視した。
平野啓一郎「ある男」に収録 amazon
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