駅の歪 んだ待合所
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:53% 作品を確認(青空文庫)
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粗末な建物
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......何と言うんですか?」 「ヘエ継続だんごです。」 「継続だんご……団子が続いているからですか?」 海辺の人が、何て厭な名前をつけるんでしょう、継続だんごだなんて……。駅の歪 んだ待合所に腰をかけて、白い継続だんごを食べる。あんこをなめていると、あんなにも死ぬる事に明るさを感じていた事が馬鹿らしくなってきた。どんな田舎だって人は生活しているんだ......
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灰褐色の 塵芥 のような 支那 人たちの家
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
崩れかけた下宿
林芙美子 / 新版 放浪記
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樅の木立ちにかこまれた陰気な平屋建て
夢野久作 / あやかしの鼓
(古びた見張り台)ひっそりと立つ塔の姿は、寂しげで、老いた人間のようだった。老年期を迎えた人間が「誰もわたしを覚えちゃいない」と呟く姿を思わせた。
伊坂 幸太郎 / オーデュボンの祈り amazon
軒先には風で回転する古い立看板が出ていて、「古書買取・誠実査定」の文字が躍っている
三上 延 / ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~ amazon
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