銀座の鋪道 はなまめかしくどろどろに暑い。太陽は縦横無尽だ。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:89% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
夏の日差し・光
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......でむれるように暑い。ほこりを浴びて、私はせいぜい小っぽけな鉛筆をくすねるだけで生きている。 北海道の何処かの炭坑が爆発したのだそうだ。死傷者多数ある見込み……。銀座の鋪道 はなまめかしくどろどろに暑い。太陽は縦横無尽だ。新聞には、株で大富豪になった鈴木某女の病気が出ている。たかが株でもうけた女の病気がどうであろうと、犯罪は私の身近にたたずんでいる。 株とは何なのか私は知らない。......
単語の意味
艶めかしい・艶かしい・嬌しい(なまめかしい)
艶めかしい・艶かしい・嬌しい・・・女性が、性的魅力を体全体からかもし出していて美しい。女性の容姿やしぐさや表情が性的魅力にあふれている。色っぽい。婀娜(あだ)っぽい。コケティッシュ。
ここに意味を表示
夏の日差し・光の表現・描写・類語(夏のカテゴリ)の一覧 ランダム5
初夏の日がひっそりと光を降らして、土には物の影が濃い
久米正雄 / 学生時代 amazon
このカテゴリを全部見る
「夏」カテゴリからランダム5
夏の初めの白墨の粉のような日の光が、ちらちらちらちらと降る
久米正雄 / 学生時代 amazon
それは恋によろしい若葉の六月のある夕方 だった。
有島武郎 / 或る女
同じカテゴリの表現一覧
夏 の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ