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(惨めな寝姿)部屋 の 隅 にあたかも 投 り出された 襤褸 布 のように不規則な形をして、妻が 搔巻 に包まり、小さくなって 転がっていた。
志賀 直哉 / 山科の記憶「城の崎にて・小僧の神様 (角川文庫)」に収録 ページ位置:12% 作品を確認(amazon)
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惨め・情けない
眠っている姿
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前後の文章を含んだ引用
......じている妻を欺いていることが気になるからだ。 中の灯を一杯に映した玄関の硝子戸を開けた。いつもすぐ出て来る妻が出て来ない。彼はさらに敷台からそこの障子を開けた。部屋の隅にあたかも投り出された襤褸布のように不規則な形をして、妻が搔巻に包まり、小さくなって転がっていた。彼は妻のこんな様子を見たことがなかった。その変に惨めな感じが、胸を打った。妻を自分はこんなに扱っているのだろうか。妻がこんなに扱われていると感じているのだろうか......
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「惨め・情けない」の表現・描写・類語(悲しみのカテゴリ)の一覧 ランダム5
彼は恐ろしく惨めな気持に絶えず追いつめられ、追いつめられ、そして安々とは息もつけない心の状態で来た
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
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眠っている姿の表現・描写・類語(睡眠・眠る・寝るのカテゴリ)の一覧 ランダム5
猫のように背を丸めて眠りにつこうとしている
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
眠ってしまった。片手をソファの外へぶらりと垂らしたまま。
綿矢 りさ / 亜美ちゃんは美人「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
(人力車に乗りながら寝る)男は前の俥で、グッタリと 泥 よけへ 突伏 したまま、死んだようになって 揺られて行った。
志賀 直哉 / 正義派「城の崎にて・小僧の神様 (角川文庫)」に収録 amazon
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うとうとしていた。《…略…》そうしてゆっくりと本格的な眠りがしみこんできた
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
布団の中にもぐりこんでしっかりと目を閉じた。やがて夢のない、重い鉛の扉のような眠りがやってきた。
村上 春樹 / ノルウェイの森 下 amazon
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