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(居心地のいい自室)私だけの部屋はお城のように暖かく安心で、満たされていて、タオルから食器から室内ばきまでみんな私が選んだインテリア、いわば私の分身で、何も私をかき乱すものはなく、会社の何もかもがざわめく風景のように遠く、
吉本 ばなな / キムチの夢「とかげ (新潮文庫)」に収録 ページ位置:3% 作品を確認(amazon)
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室内の雰囲気
居心地がいい・過ごしやすい雰囲気
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前後の文章を含んだ引用
......に入ったり、たまった手紙を書いたり、長電話したりしてすっかりくつろいでいるとき、ふと夕方買ってきたそういう雑誌をぱらぱらめくると、そういう記事をよく見かけた。 私だけの部屋はお城のように暖かく安心で、満たされていて、タオルから食器から室内ばきまでみんな私が選んだインテリア、いわば私の分身で、何も私をかき乱すものはなく、会社の何もかもがざわめく風景のように遠く、毎晩決まった時刻に来る恋人の電話を待つばかり。 そう、そういう楽で甘い時間に、よく見かけた。 いろんな、頭のいいひとのアドバイスもあった。手記もあった。いろいろ......
単語の意味
風景(ふうけい)
風景・・・自然の景色。目の前に広がる眺め。その場の情景。
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室内の雰囲気の表現・描写・類語(室内のようすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
狭い小屋の空気は黒く悄然として死んだようである。
長塚 節 / 土 amazon
(座敷)綺麗に掃除の出来た小さい庭に面した座敷
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
そこに人の寝ることのない広い畳は、夜明け前の冷気のなかに、はねつけるような肌ざわりをしていた
三島由紀夫 / 金閣寺 amazon
宿直室みたいな四畳半の部屋
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
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居心地がいい・過ごしやすい雰囲気の表現・描写・類語(雰囲気・空気のカテゴリ)の一覧 ランダム5
四人でごはんを食べていると、じわっとしたなんとも言えないくつろぎを感じた。家族的な雰囲気と、自分がここにいるのがしみじみと求められていて居心地がいい感じだった。
よしもとばなな / 銀の月の下で「まぼろしハワイ」に収録 amazon
現実の位相から微妙にずれている花園にいるようなものだった。そのことに、はっきりと気づいた。美しい時間だ。実にいい。そして限りがある。いつまでも続くわけがない。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
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「室内のようす」カテゴリからランダム5
リビングと多分寝室と小さなスタジオしかない家なのに、豊かな空間を感じた。 窓の外の植物が家を抱きかかえているようだからだろうか。
よしもとばなな / まぼろしハワイ「まぼろしハワイ」に収録 amazon
なんの飾りもない、修道院の内部のような裸な室内がかえってすがすがしく見えた。
有島武郎 / 或る女
「雰囲気・空気」カテゴリからランダム5
部屋中を満たすなんともいえない空気にすら耐えられなかった。
朝井 リョウ / 燃えるスカートのあの子「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
会社全体に怠惰な空気が漂いはじめている。
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
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