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ちかッと、青い夕月の光が、脇差の刃に刎 ねた
吉川英治 / 無宿人国記 ページ位置:86% 作品を確認(青空文庫)
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刃物(ナイフ・剣・刀)
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前後の文章を含んだ引用
......えの首をぶら下げてゆけば、ちと、閾 はたかいが、一時の身の置き場はある」 「だまれ、姉の怨みも」 「それで来るなら、それもよし、返り討ちだぞ」 「何の」 「くそうッ」 ちかッと、青い夕月の光が、脇差の刃に刎 ねた時、一角の体は、肩を落して、豹 のように、丈八のふところに、はいっていた。 だっッ、と足で搏 った。 (不覚) と、丈八は、柄 がしらで、一角の小手を突いたが、とたんに......
単語の意味
夕月(ゆうづき)
夕月・・・夕方の空に見える月。宵月(よいづき)。
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吉川英治 / 八寒道中
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ちかッと、青い夕月の光が、脇差の刃に刎 ねた
吉川英治 / 無宿人国記
北の方の空を遠雷のような 唸りを伴った砲声が渡り始めていた。
大岡 昇平「野火(新潮文庫)」に収録 amazon
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