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ギターという楽器の良さは、まさしく、この親密さだった。こんなに近くで、こんなにやさしく歌うことが出来る。楽器自体が、自分の体温であたたまってゆく。しかしそこには、聴いている人間の温もりまで混ざり込んでいるような気がした。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 ページ位置:34% 作品を確認(amazon)
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ギター・バイオリン・弦楽器
演奏する・楽器を鳴らす
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前後の文章を含んだ引用
......てきた音楽というものの力を再認識させられた。 こういう境遇でも、人は、音楽を楽しむことが出来るのだった。それは、人間に備わった、何と美しい能力だろうか。そして、ギターという楽器の良さは、まさしく、この親密さだった。こんなに近くで、こんなにやさしく歌うことが出来る。楽器自体が、自分の体温であたたまってゆく。しかしそこには、聴いている人間の温もりまで混ざり込んでいるような気がした。 それから、もっと彼女に楽しんでもらいたくて、蒔野は、ブリトニー・スピアーズの《トキシック》のイントロを適当にアレンジして弾いた。彼自身は知らない曲だったが、洋......
単語の意味
自体(じたい)
自体・・・1.自分のからだ。
2.そのものの本来の性質。それ自身。そのもの。地体(じたい)。多くの場合、名詞の下につく。
2.そのものの本来の性質。それ自身。そのもの。地体(じたい)。多くの場合、名詞の下につく。
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ギター・バイオリン・弦楽器の表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
関節をだるくするようなギターの音
平林 たい子 / 桜「平林たい子全集 2」に収録 amazon
(三味線の音)風のように夢のように、かすかな律動でそよぎたつ糸の音
宮本 輝 / 螢川「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
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演奏する・楽器を鳴らすの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
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「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
折り畳んでいた長身をからくりのように引き伸ばして立ち上がり
浅田次郎 / 悪魔「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
羊を統率するには牧羊犬がいればいいが、浅薄な少年たちに言うことを聞かせるのには銃が必要である気がした。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
ぬぐってもぬぐっても千代の顎を伝って涙がしたたり落ちた。
宮本 輝 / 螢川「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
「音の響き」カテゴリからランダム5
声は雷 のように、階の上から響きました。
芥川龍之介 / 杜子春
(オルガンの音は)爽やかに、甘く、物哀れに、ちょうど晩春の夕方のような情調をもって
佐藤 春夫 / 田園の憂鬱 amazon
雨の日も天気の日も、まるでホラ貝が鳴っているように殷々(いんいん)と海が鳴っていた。
林 芙美子 / 耳輪のついた馬「風琴と魚の町/清貧の書 (新潮文庫 は 1-4)」に収録 amazon
風の生み出す音の高い不思議な沈黙がまた天と地とにみなぎり満ちる。
有島武郎 / 生まれいずる悩み
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