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(相手が何を言い出すのか不安で目をそらせない)不安が込み上げてくる。抗い難い吸引力が働いて、数秒間、探り合うような目と目を 逸らすことができずにいる。今にも陣治の口が動いて、何か予想もつかないことを言い出すのではないかと、首筋に力が入る。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:9% 作品を確認(amazon)
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不安になる
目が合う・見詰め合う・視線がぶつかる
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前後の文章を含んだ引用
......ような、そのくせひどく淋しげな表情を浮かべて瞬きもしない。 どうしたのかたずねようとして十和子もグッと詰まってしまう。陣治のそんな奇妙な顔を見たことがなかった。不安が込み上げてくる。抗い難い吸引力が働いて、数秒間、探り合うような目と目を逸らすことができずにいる。今にも陣治の口が動いて、何か予想もつかないことを言い出すのではないかと、首筋に力が入る。 だが何も起きない。陣治が先に目を逸らす。「この部屋暑いな、温度下げてもええか」 リモコンを取り上げてエアコンに向ける。しかしそれはDVDデッキのリモコンだ。そ......
単語の意味
首筋・頸筋(くびすじ)
首筋・頸筋・・・首の両側から後部にわたる部分。首の後ろ側の部分。項(うなじ)。襟首(えりくび)。首根っ子・頸根っ子(くびねっこ)。
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不安になるの表現・描写・類語(恐怖・不安のカテゴリ)の一覧 ランダム5
麻痺 したような鈍い不安が胸に 澱んでいる。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
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「よくわからないわ」と妻は言って、僕の顔をじっとのぞきこんだ。それはまるで夜明けの空に色褪せた星の姿を探し求めるような目だった。
村上春樹 / パン屋再襲撃「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
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「不安が」 + 「動詞」の表現・描写・類語(見るのカテゴリ)の一覧 ランダム5
漠然とした不安が、突然波のように体の中でせりあがってきて、竜夫はわっと大声をあげてのけぞりそうになる自分を抑えていた。
宮本 輝 / 螢川「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
押し返しても押し返しても不安がにじり寄ってくる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
動物が感じるだろうような不安が彼女を襲った。
宮本百合子 / 伸子
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その事実はいきなり私を不安の海へ押し出した。
吉本ばなな / うたかた「うたかた/サンクチュアリ」に収録 amazon
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彼の眼は我々の頭を越して、青く 霞み出した野に放たれていた。
昇平, 大岡「野火(のび) (新潮文庫)」に収録 amazon
彼を見たにしても、その眼にはなんの表情もあらわれない、犬か猫でも見るような、まったく無縁な眼つきであった。
山本 周五郎 / 青べか物語 amazon
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