ボソボソ何か云っている
小林多喜二 / 蟹工船 ページ位置:2% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
呟く(つぶやき声)・独り言
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......仲よく働いてやってけれよ、な」と云っていた。木の根のように不恰好 に大きいザラザラした手だった。 子供に鼻をかんでやっているのや、手拭 で顔をふいてやっているのや、ボソボソ何か云っているのや、あった。 「お前さんどこの子供は、身体はええべものな」 母親同志だった。 「ん、まあ」 「俺どこのア、とても弱いんだ。どうすべかッて思うんだども、何んし......
ここに意味を表示
呟く(つぶやき声)・独り言の表現・描写・類語(声・口調のカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
「声・口調」カテゴリからランダム5
あはは……」木山省吾が細い引きつまるような笑い声を上げた。
野間 宏 / 暗い絵「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
「で、借りられそうか」 「揉めるでしょうね、やっぱり」 殿村のこたえは、まるでキャッシュディスペンサーから吐き出されてくる明細書のようにそっけない。
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
良枝はかれこれ一時間以上も、休みなくしゃべり続けている。はしゃいでいるふうにも見えるが、そうではあるまい。久しぶりに二人きりになって、良枝はまじめな会話を怖れている。
浅田次郎 / オリヲン座からの招待状「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
早口ではあるが、舌を噛むこともなく喋りつづける。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
声・口調 の表現の一覧
感情表現 大カテゴリ
感覚表現 大カテゴリ
人物表現 大カテゴリ