柿も、ぶどうも、いちじくも、翠滴 がしたたりそうな匂い。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:72% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
フルーツの香り
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......を只むしょうに歩く。大学の前へ行ってみる。果物屋ではリンゴにみがきをかけている男がいる。何年にも口にしたことのないリンゴの幻影が、現実ではぴかぴかと紅くまるい。柿も、ぶどうも、いちじくも、翠滴 がしたたりそうな匂い。――さいやんかね、だっさ、さいやんかねえ、おんだぶってぶって、おんだ、らったんだりらああおお……タゴールの詩だそうだけれど、意味も判らずに、折にふれては私はつま......
ここに意味を表示
フルーツの香りの表現・描写(におい・香りのカテゴリ)の一覧 ランダム5
熟れた果実の重々しい香気が、噴煙のように沸き起こる
武田 泰淳 / 風媒花 amazon
熟れた果実の重々しい香気
泉 鏡花 / 高野聖・眉かくしの霊 amazon
このカテゴリを全部見る
「におい・香り」カテゴリからランダム5
「果物(フルーツ)」カテゴリからランダム5
道端に実っている青梅は、妊婦のように見逃がさず捥 いで噛 んだ。
岡本かの子 / 母子叙情
いがいがのフットボールの球のようなものがならんでいた。それがドリアンと聞いて
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
におい・香り の表現の一覧
果物(フルーツ) の味・おいしさの表現の一覧
感覚表現 大カテゴリ