静謐な空気
綿矢 りさ / 自然に、とてもスムーズに「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 ページ位置:63% 作品を確認(amazon)
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黙る・沈黙
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前後の文章を含んだ引用
......んばろうとも別に思わなかったけれど。手作りの料理を囲む、絃と私の二人の雰囲気が大好きでした。食事中ほとんど会話がないことに悩んだこともありましたが、いまではあの静謐な空気がなつかしい。「だいぶ元気そうになってきたな。新しいボーイフレンドでも見つかったか」「まだ絃とは別れてないよ」 父はするめにマヨネーズを付けながら眉根を寄せまし......
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黙る・沈黙の表現・描写・類語(声・口調のカテゴリ)の一覧 ランダム5
沈黙はそのあともしばらく続いた。どこかで郭公が鳴き始めてくれるといいのに、と僕は思った。しかしもちろん郭公は鳴き始めなかった。郭公は夕方には鳴かない。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
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「声・口調」カテゴリからランダム5
ふしぎなほどに皮肉な響きのしない、親身とさえ感じられるような穏やかな口調
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
アルミニウムをぽあんぽあんとしなわせるような声
大庭 みな子 / 三匹の蟹 amazon
「じゃあねえ」と軽く歌うように言って
重松 清「流星ワゴン (講談社文庫)」に収録 amazon
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