底知れぬ寂しさが胸に来る | 気分が落ち込む・気持ちが沈むの表現・描写・類語｜小説の言葉集

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底知れぬ寂しさが胸に来る

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気分が落ち込む・気持ちが沈む寂しいとてもさびしい

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単語の意味

胸（むね）

胸・・・１．体の前面で、首と腹との間の部分。また、その内側にある心臓や肺臓、胃などの内臓。
２．（胸に宿るとされている、）心。想い。心中。
３．乳房（ちぶさ）。おっぱい。

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気分が落ち込む・気持ちが沈むの表現・描写・類語（悲しみのカテゴリ）の一覧ランダム５

重く抑えつけられたような気持ち

関連カテだるい・気分が重い・倦怠感気分が落ち込む・気持ちが沈む

すっかり沈み込む

関連カテ気持ちが萎える（しょんぼり）気分が落ち込む・気持ちが沈む

心が意識のエアーポケットに落ち込むように暗くなる

関連カテ気持ちが暗い気分が落ち込む・気持ちが沈む

絶望に似た感情

関連カテ絶望・希望がない気分が落ち込む・気持ちが沈む

心が次第に暗く沈んでいくのを感じる

関連カテ気持ちが暗い気分が落ち込む・気持ちが沈む

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寂しいの表現・描写・類語（寂しい・喪失感のカテゴリ）の一覧ランダム５

金槌で地面へ打ち込まれたような深い寂寞

関連カテとても悲しい寂しい

得体の知れない激しい寂寞

心に冷たいものが走って行った。《…略…》さっきの冷たい感触が、心の中に戻って来た。かつて味わったことのない、寂しい、どこにも逃げ場のない孤独感であった。

宮本輝「道頓堀川（新潮文庫）」に収録　amazon関連カテ寂しい孤独・一人ぼっち

寂寞を覚える

自分の気持の一重底に流れているもの、それが寥しい。

宮本百合子 / 伸子

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とてもさびしいの表現・描写・類語（寂しい・喪失感のカテゴリ）の一覧ランダム５

胸が締め付けられるような淋しさ

関連カテ寂しいとてもさびしい

気の遠くなるような孤独感

関連カテ寂しいとてもさびしい孤独・一人ぼっち

なんという寂しさ

関連カテ寂しいとてもさびしい

森の中の井戸に落っこちたような寂しい気持ち

関連カテ寂しいとてもさびしい孤独・一人ぼっち

底知れぬ寂しさが胸に来る

関連カテ寂しいとてもさびしい気分が落ち込む・気持ちが沈む

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胸で悲しみを感じるときの表現・描写・類語（寂しい・喪失感のカテゴリ）の一覧ランダム５

胸に冷える思い

胸の辺りが変に重苦しくからっぽ

関連カテむなしい・虚無感

胸の底に暗い悲しみが澱む

関連カテ気分が晴れない・じめじめした気持ち気持ちが暗い

胸に空いた風穴に冷たいものが抜けていく

関連カテ寂しくて心が寒いむなしい・虚無感とてもさびしい

胸がつぶれるような思い

関連カテとても悲しい

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「寂しさが」＋「動詞」の表現・描写・類語（寂しい・喪失感のカテゴリ）の一覧ランダム５

内面に空虚な寂しさがある

関連カテ寂しい

落ち葉のような寂しさがカサカサと音を立てる

うす雲のような寂しさが心の一面に広がる

関連カテ悲しい・悲しみ悲しみがこみ上げてくる寂しい

寂しさが心に沁み広がる

関連カテ悲しみに覆われる寂しい

木枯らしのような寂しさが心に押し寄せる

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「形容詞」＋「寂しさ」の表現・描写・類語（寂しい・喪失感のカテゴリ）の一覧ランダム５

寂しさが風のように心をなでる

「穴が空いたような」心の空白に、今は止め処もなく寂しさが染み出している。

平野啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録　amazon関連カテ喪失感（大切なものを失う）寂しい心にぽっかり穴があく

灯の消えたような寂しさ

関連カテとても悲しい寂しい寂しくて心が寒い孤独・一人ぼっち

空白ができたような寂しさを感じる

関連カテ寂しいむなしい・虚無感少しさびしい

不思議な寂しさに包まれる

関連カテ悲しみに覆われる寂しい

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寂しさを胸で感じるの表現・描写・類語（寂しい・喪失感のカテゴリ）の一覧ランダム５

胸を締め付けられるような寂寥感を捉える

関連カテとても悲しい寂しい悲しくて胸（心）が痛い

立役（たてやく）は幕明きから舞台に出ているものではない。観客が待ちに待って、待ちくたぶれそうになった時分に、しずしずと乗り出して、舞台の空気を思うさま動かさねばならぬのだ。葉子の胸の中にはこんなずるがしこいいたずらな心も潜んでいたのだ。

有島武郎 / 或る女

風琴がなくなった時の事を考えると、私は胸に塩が埋ったようで悲しかった。

林芙美子 / 風琴と魚の町　amazon関連カテ悲しい・悲しみ心にぽっかり穴があく

胸に空いた風穴に冷たいものが抜けていく

関連カテ寂しくて心が寒いむなしい・虚無感とてもさびしい

「でも、弟が死ねば、わたしもやっぱり、孤児ですね。」　弟が死ねば、なんて考えたくもないのに、言葉だけが勝手にさらさらと流れ出してしまった。自分が喋った言葉の広さだけ胸に隙間ができて、そこに彼の背中から吹いてきた風が舞い込んできた。

小川洋子 / 完璧な病室「完璧な病室 (中公文庫)」に収録　amazon関連カテ喪失感（大切なものを失う）心にぽっかり穴があく

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「寂しい・喪失感」カテゴリからランダム５

この冬は、一度もなべ料理をしなかった。いっしょになべをつっつく相手がいなくなってしまったから。

石井好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録　amazon関連カテ鍋もの・鍋料理孤独・一人ぼっち

もうそろそろ寝ようと思いながらマニキュアを塗っていたら、突然、津波のように淋しさが襲ってきた。　もう会えない、ここで一緒に暮らせない。　言葉ではさっきからわかっていた、何でそんな簡単なことが実感できなかったんだろう、と自問してみたら、ひとりきりになってなかったからだ、と気づいた。　今はじめてこの夜の中、ひとりになってみてこの家の雰囲気ががらりと違ってきていたのがわかった。それは父が死んだ夜や、母が離婚してはじめての夜や、真由が家を出た日の夜に似ていた。　荒れて、ひんやりした感じ。　不在の、こころもとない感じ。　別れの、絶対的な孤独の感じ。　気が抜けて、この空間の不自然な沈黙の意味に気づく。空気が、別れの気配を吸い取って静かによどんでいる。昨日まで、この時間には同じ屋根のしたで眠っていた人が、多分永久にその暮らしに戻ることはない。　どんなに言葉で言おうとしても、その圧倒的によせてくる淋しさの力にはかなわなかった。　部屋中に、まだ純子さんの気配があった。　ありとあらゆる思い出のエネルギーがこの家を、まるで本人のように去るまでずいぶん時間がかかるだろう。

吉本ばなな「アムリタ（下） (新潮文庫)」に収録　amazon関連カテ出会いと別れ突然さびしさを感じる孤独・一人ぼっち

さみしそう

関連カテ少し悲しい寂しい悲しい表情（泣き顔以外）少しさびしい

彼女がアパートを出ていってしまってから既に一ヵ月が経っていた。その一ヵ月には殆んど何の意味もなかった。ぼんやりとして実体のない、生温かいゼリーのような一ヵ月だった。何かが変ったとはまるで思えなかったし、実際のところ、何ひとつ変ってはいなかったのだ。

村上春樹「羊をめぐる冒険」に収録　amazon

森の中の井戸に落っこちたような寂しい気持ち

関連カテ寂しいとてもさびしい孤独・一人ぼっち

「悲しみ」カテゴリからランダム５

病犬のように慄（ふる）えて来る。

林芙美子 / 新版　放浪記関連カテ悲しい・悲しみ体が小刻みに震える

やりきれない気がする

関連カテ気分が晴れない・じめじめした気持ち気持ちが暗いだるい・気分が重い・倦怠感気持ちが萎える（しょんぼり）

悲しい心の高揚を感じる

物悲しげに微笑む

関連カテ微笑み・薄笑い悲しい表情（泣き顔以外）儚げな人

ノスタルジア

関連カテ少し悲しい悲しみがやわらぐ・悲しみを楽しむ

「気分が晴れない・落ち込む」カテゴリからランダム５

うっとうしいいやな気分

関連カテ気まずい憂鬱・気分が晴れない

彼女の元気のなさを象徴するような質素な花だった。

雫井脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録　amazon関連カテ花清貧元気がない人

驚いたのか、凍りついたように動かない。

伊坂幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録　amazon関連カテ呆れる・驚きで呆然身動きできない・不自由・自由がきかない

悶々とする

関連カテ悩む・困る苦しむ

君の心は妙にしんと底冷えがしたようにとげとげしく澄み切って、君の目に映る外界の姿は突然全く表情を失ってしまって、固い、冷たい、無慈悲な物の積み重なりに過ぎなかった。無際限なただ一つの荒廃――その中に君だけが呼吸を続けている、それがたまらぬほどさびしく恐ろしい事に思いなされる荒廃が君の上下四方に広がっている。波の音も星のまたたきも、夢の中の出来事のように、君の知覚の遠い遠い末梢（まっしょう）に、感ぜられるともなく感ぜられるばかりだった。すべての現象がてんでんばらばらに互いの連絡なく散らばってしまった。その中で君の心だけが張りつめて死のほうへとじりじり深まって行こうとした。重錘（おもり）をかけて深い井戸に投げ込まれた灯明のように、深みに行くほど、君の心は光を増しながら、感じを強めながら、最後には死というその冷たい水の表面に消えてしまおうとしているのだ。　君の頭がしびれて行くのか、世界がしびれて行くのか、ほんとうにわからなかった。恐ろしい境界に臨んでいるのだと幾度も自分を警（いまし）めながら、君は平気な気持ちでとてつもないのんきな事を考えたりしていた。そして君は夜のふけて行くのも、寒さの募るのも忘れてしまって、そろそろと山鼻のほうへ歩いて行った。

有島武郎 / 生まれいずる悩み

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寂しい・喪失感の表現の一覧　

寂しい・喪失感のレベル

少しさびしい

とてもさびしい

多くの感情は極限に達すると泣くにつながる

寂しい・喪失感の感覚、精神的な反応

時間が止まったように虚しい日々

寂しさのオノマトペ

心にぽっかり穴があく

寂しそうに見える

わざと遅れる

突然さびしさを感じる

徐々にさびしく思う

孤独・一人ぼっち

祭りのあと

寂しい・喪失感の表情、リアクション

寂しさによる体の反応、リアクション

膝を抱える

寂しい目つき

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その他の寂しい・喪失感の表現

比喩・たとえ

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少し悲しい

とても悲しい

多くの感情は極限に達すると泣くにつながる

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悲しみがこみ上げてくる

悲しみに覆われる

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（諦めや悲しみで）天を仰ぐ

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