私の部屋にはいった時、じめじめした古畳の匂いが私をつつんで、私は、不意にうすぐらい谷間に追いこめられたような気がした。
田宮 虎彦 / 菊坂 作品を確認(amazon)
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室内の雰囲気
畳(たたみ)
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室内の雰囲気の表現・描写・類語(室内のようすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
この和室はリビングのL字に接する二辺がふすまで開け閉めできるようになっている。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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畳(たたみ)の表現・描写・類語(室内のようすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
畳の目も、傷んだところは藺草(いぐさ)が切腹して、なかから、キビガラの芯みたいなのがはみ出していた。
向田 邦子 / 耳「思い出トランプ (新潮文庫)」に収録 amazon
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ドアのさびつきそうな鍵に手をかけ、おりの中のゴリラみたいに思いっきりがたがた揺すった。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
(渡り廊下)渡り廊下は仲たがいするものを握手させるかのように、六階建てビルの四階同士をつないでいる。
小川 洋子 / 亡き王女のための刺繡「口笛の上手な白雪姫」に収録 amazon
からからから、と乾いた音がした。ひーちゃんが窓を開けたみたいだ。夜中のうちにこぼした愚痴を浄化してくれそうな風が、部屋中をこっそりと這う。
朝井 リョウ / ひーちゃんは線香花火「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
見ると模様を置いた紙がところどころ破れて妙な腸 があからさまに見える。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
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