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本物の悩める人間は、いつも心の片隅を 膿ませていて、片時もその膿が体じゅうに拡がらないように気を使うため、ある種の明るささえ漂わせている。
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 ページ位置:41% 作品を確認(amazon)
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前後の文章を含んだ引用
......ると数時間は決して目を覚まさないことを知っているからだ。 ティエンは、自分がサユリを愛していることに気付き始めてから、悩める人間としての宿命を背負ってしまった。本物の悩める人間は、いつも心の片隅を膿ませていて、片時もその膿が体じゅうに拡がらないように気を使うため、ある種の明るささえ漂わせている。 ティエンは今まで自身が苦労と悩みに包まれた可哀相な外国人だと認識していた。しかし、金の無い時の飢餓感は給料日の時に満たされたし、女のいないための欲求不満は、時......
単語の意味
体(からだ)
体・・・頭・胴・手足など、肉体全体をまとめていう言葉。頭からつま先までの肉体の全部。身体。体躯。五体。健康。体力。
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身も心もかきむしられていた。
有島武郎 / 或る女
眉間に薄いしわを刻んでいる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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「心」の言葉を含む恐怖の表現・描写・類語(気分が晴れない・落ち込むのカテゴリ)の一覧 ランダム5
その団子っ鼻がぴくぴく動くのは心配が顔面神経に伝 って、反射作用のごとく無意識に活動するのである。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
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心で感じる 気分が晴れないの表現・描写・類語(気分が晴れない・落ち込むのカテゴリ)の一覧 ランダム5
(日記の)全体が持っている悲しい心が、通って行く雲の影のように彼の胸を閉ざして行った。
大仏 次郎 / 宗方姉妹 (1954年) amazon
それは気むずかしそうな、非常に憂鬱な顔だった。心が楽しむ事の決してないような顔だった。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
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背筋に張りついた冷えがなかなか引かず
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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憂慮に顰 んだ暗鬱な顔
横光利一 / 日輪
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