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鈴虫の声をしみじみと聞く
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耳を澄ます・聞き耳を立てる
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単語の意味
鈴虫(すずむし)
鈴虫・・・コオロギ科の、コオロギに似た小型の昆虫。体は平べったい卵形で体長2cmほど。触角は長くて白い。雄は、夏から秋に羽をすり合わせて「リーンリーン」と澄んだ声で鳴く。平安時代から鳴き声の鑑賞するために飼育された。
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人の息や足の震動、服の擦れる音や洟を啜る気配も聞き洩らさないつもりで、じっと耳を澄ました。呼吸を感じ取ろうとする。杉の木肌から水分が滲み出る音でさえ、感じ取るつもりだった。皮膚が鋭敏になり、耳が冴える。
伊坂 幸太郎 / グラスホッパー amazon
ドアの向こうに誰かいます。今のかすかな物音は確実に、誰かが立ち聞きしているとしか思えない物音でした。
筒井康隆 / 文学部唯野教授 amazon
(ビクターの)犬と同じくらい真剣に首をかたむけ耳を澄ました
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
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ぼうぼうと耳の底へいやに響く汽笛を頻りにならしながら
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
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