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紫色に暮れた砂の上に木部が舟を葦間あしまぎ返して行く姿が影絵のように黒くながめられた。
有島武郎 / 或る女(後編) ページ位置:58% 作品を確認(青空文庫)
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光に照らされた顔や姿
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前後の文章を含んだ引用
......かわして別れた。一ちょうほど来てから急に行く手が明るくなったので、見ると光明寺裏の山のに、夕月が濃い雲の切れ目から姿を見せたのだった。葉子は後ろを振り返って見た。紫色に暮れた砂の上に木部が舟を葦間あしまぎ返して行く姿が影絵のように黒くながめられた。葉子は白琥珀こはくのパラソルをぱっと開いて、倉地にはいたずらに見えるように振り動かした。  三四ちょう来てから倉地が今度は後ろを振り返った。もうそこには木部の姿はなかった。......
単語の意味
暮れる(くれる)
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵(すがた)
砂(すな)
紫(むらさき)
暮れる・・・1.太陽が沈んで外が暗くなる。⇔明ける。
2.季節や年が終わる。「年が暮れる」
3.同じことの繰り返しや、同じ気持ちのままで時間を過ごす。「涙に暮れる」
昏れる・眩れる・暗れる・闇れる、とも書く。
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵・・・1.身体の形。からだつき。人のからだの格好。衣服をつけた外見のようす。
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
・・・岩石が細かくなったもの。岩が徹底的に砕かれたもので有機物が含まれていない。そのため、土(有機物が含まれる)と違って、植物は育ちにくい。砂場や砂漠に雑草が生えにくいのもこのため。
・・・1.赤と青を混ぜてできる色。古来、高位の象徴とされた。
2.ムラサキ科の多年草。夏、白い小花が咲く。根からとれる染料は紫色(むらさきいろ)。
3.醤油(しょうゆ)の異称。
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