TOP > 風景表現 > 時間帯(朝・昼・夜) > 夜のしじま(静けさ)
音という音は絶え果てていた。
有島武郎 / 或る女(後編) ページ位置:80% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
夜のしじま(静けさ)
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......まった。看護婦が激しく玄関の戸締まりする音が響いて、そのあとはひっそりと夜がふけた。遠くの部屋でディフテリヤにかかっている子供の泣く声が間遠 に聞こえるほかには、音という音は絶え果てていた。 葉子はただ一人 いたずらに興奮して狂うような自分を見いだした。不眠で過ごした夜が三日も四日も続いているのにかかわらず、睡気 というものは少しも襲って来なかった。重 ......
ここに意味を表示
夜のしじま(静けさ)の表現・描写・類語(時間帯(朝・昼・夜)のカテゴリ)の一覧 ランダム5
あたりは静かで、世界中で目を覚ましているのは(私たち)二人きりのよう
五木 寛之 / 海を見ていたジョニー amazon
週末の夜ともなると、まるで夢の中に出てくる街のようにシンと静まり返る。
吉田修一「悪人」に収録 amazon
窓の外には静かな夜が舞い降りていた。
小川 洋子「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「時間帯(朝・昼・夜)」カテゴリからランダム5
吉川英治 / 増長天王
インクのしみのような太陽がわずかばかりの薄明を地上に投げる
福永 武彦 / 草の花 amazon
同じカテゴリの表現一覧
時間帯(朝・昼・夜) の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ