破(わ)れ鐘のように鳴っている自分の心臓の鼓動
木山 捷平 / 大陸の細道 作品を確認(amazon)
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心臓の音・鼓動
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心臓の音・鼓動の表現・描写・類語(骨・内臓のカテゴリ)の一覧 ランダム5
顔を横にして、地面につけてみる。ひんやりとした。耳に意識を集中した。空気の音がした。地面の音がした。しばらくして、心臓の鼓動が感じられた。身体が弾む。気のせいかしだいに、鼓動は大きくなるようだ。肩の力を抜いてみた。目を閉じてみる。 心音が僕を包む。落ち着く音だった。身体の中では血液が、爆発するように送り出されているのだろうが、その鼓動が心地よい。絶え間なくつづく、血液の循環だ。はるか昔、僕は誰かの腹の中で、この音を聞きながらよく眠っていたのだろう。守られている感覚がある。すっと力が抜ける。
伊坂 幸太郎 / オーデュボンの祈り amazon
心臓が胸の中で、小鳥のようにばたばたしだす
トルストイ / トルストイ民話集 人はなんで生きるか 他四篇 amazon
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くろずみかかった桃色の、花弁が破れた大輪朝顔の押花のような血痕
宮本百合子 / 伸子
ぶつけた向脛をなでてみると、なんだかぬらぬらする。
夏目 漱石 / 坊っちゃん amazon
(血痕は)、窓をあけると同時に飛び翔った蝶が、窓枠に残して行った鱗粉のようなものにすぎなかった
三島 由紀夫 / 金閣寺 amazon
鹿の角に似た第四肋骨がもぎとられ
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
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