長く尾をひくため息
重松 清「流星ワゴン (講談社文庫)」に収録 ページ位置:79% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
ため息・吐息
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......れ? お父さん、もう会社に行っちゃったの?」「今日は遅くていいんだって」「へえ、珍しいじゃん」「早くごはん食べなさい。遅れちゃうわよ」 僕はベッドに起き上がり、長く尾をひくため息をついた。だいじょうぶ。やり直しの世界だ、これは。僕はまだ、やり直すことができる。 でも──なにを? 美代子と広樹の会話は間遠になり、話す内容もテレビの情報番組......
単語の意味
溜め息・溜息・ため息(ためいき)
溜め息・溜息・ため息・・・気苦労や失望、また、感動したときや緊張がとけたときに、思わず出る大きな息。大息(おおいき・たいそく)。長息(ちょうそく)。
ここに意味を表示
ため息・吐息の表現・描写・類語(嫌いのカテゴリ)の一覧 ランダム5
湿っぽく熱い彼女の息
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
腹の底から溜息が出た。私は何度も深呼吸をした。
林芙美子 / 新版 放浪記
このカテゴリを全部見る
「嫌い」カテゴリからランダム5
油紙に水を注ぐように、跳ねつけて
二葉亭 四迷 / 浮雲 amazon
魂が抜けたみたいになって、喜びや悲しみの感情の動きに生気がなくなる
浅川 純 / 社内犯罪講座 amazon
体力を消磨しつくし、中川二等兵は既に骨の太い自分の図体をもちはこぶエネルギーを失ってしまっていた。
野間 宏 / 顔の中の赤い月「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
「安心する」カテゴリからランダム5
吉川英治 / 醤油仏
父は得意な時にやる仕草で、口を開き舌の先で下唇をなめた
三浦朱門 / 箱庭 amazon
「呼吸」カテゴリからランダム5
胸の底から吐き出すように 溜息 を 洩らした。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
ふう、とわざわざ声に出して肺の中身をすっかり出してしまうようなわざとらしいため息をついて
川上 未映子 / あなたたちの恋愛は瀕死「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 amazon
「感動」カテゴリからランダム5
ぶわあ、と、携帯から生ぬるい空気が吐きだされてきそうなほど、大きな溜息の音がした。
村田 沙耶香「コンビニ人間」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
嫌い の表現の一覧
安心する の表現の一覧
呼吸 の表現の一覧
感動 の表現の一覧
感情表現 大カテゴリ