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牛丼屋のほうは、雰囲気が暗い。空気も重くよどんでいる。気楽に出入りできない雰囲気がある。 学生やサラリーマンは来るが、OLやおばさんはまず来ない。 学生やサラリーマンも、どういうわけかはよくわからないが、いかにもモテないタイプが出入りしている。
東海林 さだお「タコの丸かじり (文春文庫)」に収録 ページ位置:73% 作品を確認(amazon)
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暗い、不気味な雰囲気の家・建物
店内の雰囲気
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......もサラリーマンも来る。 店内の雰囲気も明るい。 みんな気楽にカレーを食べ、談論風発、海外旅行の話なんかも出て、お水をゴクゴク飲んで、明るく店を出て行く。 一方、牛丼屋のほうは、雰囲気が暗い。空気も重くよどんでいる。気楽に出入りできない雰囲気がある。 学生やサラリーマンは来るが、OLやおばさんはまず来ない。 学生やサラリーマンも、どういうわけかはよくわからないが、いかにもモテないタイプが出入りしている。 外から見ると、いつもモテないタイプがカウンターにズラリと並んでいる。 ズラリと並んで、暗く重く、モクモクと牛丼を食べている。むろん海外旅行の話は絶対といってい......
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暗い、不気味な雰囲気の家・建物の表現・描写・類語(家・建物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
流れる霧の中で、別荘の建物が西洋の亡霊の家のように不気味
笹沢 左保 / 終りなき鬼気 amazon
氷室のように湿っぽく暗く冷たい家
山本 周五郎 / やぶからし amazon
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店内の雰囲気の表現・描写・類語(室内のようすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
レコードショップの自動扉が開いて、聞き覚えのあるポップスが流れ出し、すぐにまた閉ざされる。
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
喫茶「瑪瑙」はあまり陽光のさしこまない一階のみの広く平べったい店内で、昼間なのにもう店の天井の明かりが点いていた。
綿矢 りさ / 亜美ちゃんは美人「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
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我々は地雷原を抜けるように本をまたいでベッドまで辿りつき、そこに腰を下ろした。僕のリーヴァイスが永遠にシーツに貼りついてしまうのではないかと思えるくらい汚れたベッドだった。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
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(中古車販売店)《SUDO MOTORS》という横書きの看板の前に立った。《…略…》洒落 たショールーム風の事務所の窓ガラスに、《高級外車、高級国産車専門》という黒い切り文字が 貼られている。横手の広々とした駐車スペースには、純白のベンツと真っ赤なポルシェが七、八台ほども停められており、この一月に発売されたばかりの日産シーマをはじめとして、国産の高級車も十台ほど並んでいた。どの車も顔が映るほどにワックスが効いており、フロントガラスの内側に立てかけられた値札の金額は、サラリーマンの平均年収をはるかに超えていた。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
この家も前は道路に面していたんですよ。でも火事があってねえ、こんなとこへ引っこんじゃって
林芙美子 / 新版 放浪記
戦災に焼けなかった、この店構え
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 amazon
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