TOP > 感情表現 > 喜び

TOP > 感情表現 > 安心する


カテゴリ検索 単語の意味
自分の体を圧えつけていたものが、やっととれた、アア! と、初めて周囲をのびのび見廻した刹那の爽やかさなのであった。伸子は貪るようにその心持を味った。このこだわりなさ! こんな自由の豊富さ! この、力が漲って来る洋々とした心持。
宮本百合子 / 伸子 ページ位置:49% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
爽快・すっきり・清々しい気分 ほっとする・緊張を解く
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......車輪の響が、彼女の神経を鎮めたのだが、伸子の心には何かそれ以上、うれしさがあった。うれしさ、悦ばしさ。ただ違った景色を眺めつつ旅行するだけの楽しさではなかった。自分の体を圧えつけていたものが、やっととれた、アア! と、初めて周囲をのびのび見廻した刹那の爽やかさなのであった。伸子は貪るようにその心持を味った。このこだわりなさ! こんな自由の豊富さ! この、力が漲って来る洋々とした心持。――  沿線の風景は、伸子にとって、子供の時から知己であった。列車は那須野ヶ原にさしかかった。一面若葉をつけた矮樹林わいじゅりんの間を、汽車は走った。それらは、緑の波のように......
単語の意味
貪る(むさぼる)
洋洋・洋々(ようよう)
体(からだ)
刹那(せつな・せちな)
貪る・・・終わることなく欲しがり続ける。満足することなく一つの行為を続ける。
洋洋・洋々・・・1.水がこぼれるそうなほど満ちて、限りなく広がっているさま。
2.将来が希望に満ちているさま。
同じ漢字を重ねることで、語調を整えて意味を強めた表現。
・・・頭・胴・手足など、肉体全体をまとめていう言葉。頭からつま先までの肉体の全部。身体。体躯。五体。健康。体力。
刹那・・・1.仏教の時間の概念で最小の単位。ちょっとの間。きわめて短い時間。一瞬。指を人はじきする短い時間(=弾指[だんし]という)に65刹那あるという。 ⇔ 劫(こう・ごう)。
2.数の単位としては、弾指の10分の1。
ここに意味を表示
爽快・すっきり・清々しい気分の表現・描写・類語(喜びのカテゴリ)の一覧 ランダム5
ロウソクを全部吹き消したみたいに気持ちがすっきりとした
朝井 リョウ / ひーちゃんは線香花火「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
ほっとする・緊張を解くの表現・描写・類語(安心するのカテゴリ)の一覧 ランダム5
上にのしかかっていた重みが取り去られるのを感じた。
野間 宏「真空地帯(新潮文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
喜びを心で感じるときの表現・描写・類語(安心するのカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
「心」の言葉を含む安心の表現(安心するのカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
「喜び」カテゴリからランダム5
「安心する」カテゴリからランダム5
カテゴリ検索 単語の意味
同じカテゴリの表現一覧
喜び の表現の一覧 
喜びのレベル
少し嬉しい
とても嬉しい
多くの感情は極限に達すると泣くにつながる
喜びの感覚、精神的な反応
喜びの表情、リアクション
その他の喜びの表現
次の文字を含む「喜び」の表現を検索
    喜び  嬉しさ  喜ぶ  嬉しい      楽し    喜びが  喜びを  喜びで  
安心する の表現の一覧 
安心するのレベル
少し安心
とても安心
多くの感情は極限に達すると泣くにつながる
安心するの感覚、精神的な反応
安心するの表情、リアクション
その他の安心するの表現
次の文字を含む「安心する」の表現を検索
    安心  安ら  ほっと  
感情表現 大カテゴリ
表現の大区分