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甘からず辛からず、梅の芳香が口中にひろがって、旅の疲れが消えるおもいがする。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:45% 作品を確認(amazon)
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梅酒
病気が治る・元気になる・快復
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前後の文章を含んだ引用
......砂に緑の砂洲を配した美しい庭が、夕闇に溶けこみつつあった。 ほどのよい中年の女中が、まず小さなグラスに氷片を浮かせた梅酒をはこんであらわれる。この梅酒がよい。 甘からず辛からず、梅の芳香が口中にひろがって、旅の疲れが消えるおもいがする。 古びていて風雅な浴場で汗をながし、別室へ通ると、酒がはこばれてくる。 この日の献立は、つぎのようなものであった。〔前菜〕雲丹とろろ、蓴菜、すり柚〔吸物〕 焼茄......
単語の意味
口中(こうちゅう・くちじゅう)
芳香(ほうこう)
口中・・・口の中。口の中全体。
芳香・・・芳(かぐわ)しい香り。いい匂い。素敵な香り。
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久しい間病気でいられたのに、厨子王の守本尊を借りて拝むと、すぐに拭うように本復せられた。
森 鴎外 / 山椒大夫 amazon
彼は少しずつ日頃の自分を取りもどして行った。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
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心をこめて車の整備をするように、体も治せる
吉本 ばなな / とかげ「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
(生理不順)晴れた日や曇った日の不規則な交代のように、その周期の不規則なためらいに
三島 由紀夫 / 美徳のよろめき amazon
栄子は昔の印象の通りの、どこか優雅な怠惰さをたたえていた。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
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