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(横になっていて)こめかみのほうへ一筋の涙が流れていた。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:32% 作品を確認(amazon)
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泣く・涙を流す
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前後の文章を含んだ引用
......する間に、口の中の物はほとんどかき出せたようだった。しかし、祖母の反応は鈍かった。呼吸をしているかどうかも定かでない。手足には紫色が浮かび、眼は苦しさに潤んで、こめかみのほうへ一筋の涙が流れていた。 祖母を呼ぶ義母や満喜子の声は、やがてサイレンの音にかき消された。* 病院の救急処置室前の待合室で、尋恵は満喜子と肩を並べていた。 救急車には満喜子を乗せ、尋恵......
単語の意味
顳顬・蟀谷(こめかみ)
顳顬・蟀谷・・・頭蓋の側頭部のあたり。耳の上で、目のわき、髪の生え際のところ。この部分には下顎骨につく側頭筋があって、歯をかみしめると動く。米を噛むと動くところ(米噛)だからいう。顳顬(しょうじゅ)。
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泣く・涙を流すの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
糸が切れて離れた首飾りの玉のように、涙が散らばる
大仏 次郎 / 雪崩 (1953年) amazon
ひとりで畳をかきむしって泣きました。
吉本ばなな / サンクチュアリ「うたかた/サンクチュアリ」に収録 amazon
身体中の水分を絞り出すようにして泣く
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
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「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
彼等は階段をガタガタいわせながら下りていった。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
滝がなだれ落ちるように斬りまくる
白洲 正子 / 能の物語 amazon
「泣く」カテゴリからランダム5
自由席に陣取った若い母親に抱かれた赤ん坊が泣き通しだったことも、疲労感を倍加させていた。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
誰にもきこえないように泣いた。
林芙美子 / 新版 放浪記
両手を床について前かがみになり、まるで吐くような格好で泣いた
村上春樹 / ノルウェイの森 amazon
(泣く)ゴム毬(まり)を押し潰したような、ぐすっという音とともに肩を波打たせる
里見 トン / 極楽とんぼ―他一篇 amazon
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