初めて見る大歌舞伎に、官能をくすぐられて、まるでいいお酒に酔ったように恍惚とした。
小島政二郎 / 大月雪
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恍惚・うっとり・エクスタシー
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単語の意味
恍惚(こうこつ)
恍惚・・・うっとりした状態。放心状態のような気持ちで心を奪われたさま。
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清らかな小川のように陽の光に美しく輝き、風に吹かれると無数の優しい小波(さざなみ)を立て《…略…》そうしたものをこそ、愛であると思い込んでいたのです。
井上 靖 / 猟銃「猟銃・闘牛 (新潮文庫)」に収録 amazon
僕の子供を産んでほしい、必ず産んでくれるね、懇願され抱きしめられると、それだけで十和子は、下腹に抱え込んだ臓器に暗い血潮が充ちてくるような、すでに何かがそこで育ちはじめているような熱感を覚えた。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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