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晴れた天気の光の反射が、液体のように、みずみずしい閑寂の空気を室内に湛えている。
岡本 かの子 / やがて五月に (1956年) 作品を確認(amazon)
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室内に差し込む光
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単語の意味
湛える(たたえる)
晴れ(はれ)
閑寂(かんじゃく・かんせき)
湛える・・・水などの液体をいっぱいに満たす。気持ちを顔に表す。
晴れ・・・1.天気がいいこと。雨や霧などが伴わない天気。空に雲が少ない、もしくはまったく無い状態。
2.多くの人から注目されて、光栄に思うこと。待ちに待った、めったにない機会であること。晴れがましいこと。正式なこと。公式なこと。
3.疑いが解けて、自由になること。「晴れて自由の身になる」
2.多くの人から注目されて、光栄に思うこと。待ちに待った、めったにない機会であること。晴れがましいこと。正式なこと。公式なこと。
3.疑いが解けて、自由になること。「晴れて自由の身になる」
閑寂・・・閑(しず[=静])かで、寂しいこと。ひっそりとして落ち着いていること。騒がしい俗世間から遠く離れていて、ひっそりと静かなさま。「閑」は訓読みで「しず(か)」と読める。
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安物の白塗料を用いてある部屋の新しい四囲の壁には白い電灯の光が照り返っている。
野間 宏 / 暗い絵「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
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村上春樹 / パン屋再襲撃「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
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