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(家族が亡くなってから)ほとんど初めての家で、今まであまり会ったことのない人と向かい合っていたら、なんだかすごく天涯孤独な気持ちになった。
吉本 ばなな / キッチン「キッチン (角川文庫)」に収録 ページ位置:17% 作品を確認(amazon)
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喪失感(大切なものを失う)
孤独・一人ぼっち
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前後の文章を含んだ引用
......なしのものがなかった。 うんうんうなずきながら、見てまわった。いい台所だった。私は、この台所をひと目でとても愛した。 ソファに戻ってすわると、熱いお茶が出た。 ほとんど初めての家で、今まであまり会ったことのない人と向かい合っていたら、なんだかすごく天涯孤独な気持ちになった。 雨に覆われた夜景が闇ににじんでゆく大きなガラス、に映る自分と目が合う。 世の中に、この私に近い血の者はいないし、どこへ行ってなにをするのも可能だなんてとても豪......
単語の意味
天涯(てんがい)
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喪失感(大切なものを失う)の表現・描写・類語(悲しみのカテゴリ)の一覧 ランダム5
泣きそびれてしまったのだ。ただ、心ががらんとした。
吉本ばなな / サンクチュアリ「うたかた/サンクチュアリ」に収録 amazon
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隣室のにぎやかな茶碗の音、我に遠きものあり。
林芙美子 / 新版 放浪記
一人ぽつんと島のように離れている
小林 多喜二 / 蟹工船 一九二八・三・一五 amazon
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知らぬうちに零した溜め息が足元に積もっているように感じ、足が抜けなくなるのではと不安を覚える。
伊坂 幸太郎 / アイネクライネナハトムジーク amazon
(死にたいと思いながら生きる)巨大な鯨に吞まれ、その腹の中で生き延びた聖書中の人物のように、つくるは死の胃袋に落ち、暗く淀んだ空洞の中で日付を持たぬ日々を送ったのだ
村上 春樹 / 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 amazon
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どこへ行っても淋しい一人身なり。小屋が閉まると、私は又溝鼠 のように部屋へ帰って来る。
林芙美子 / 新版 放浪記
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