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子供のようにすやすやと安らかないびきが葉子の口びるからもれて来た。
有島武郎 / 或る女(前編) ページ位置:100% 作品を確認(青空文庫)
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イビキ・寝息
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前後の文章を含んだ引用
......てから事務長もほっとため息をして、 「どれ寝るかな」 といいながら椅子 から立って寝床にはいった。葉子は事務長の広い胸に巣食うように丸まって少し震えていた。 やがて子供のようにすやすやと安らかないびきが葉子の口びるからもれて来た。 倉地は暗闇 の中で長い間まんじりともせず大きな目を開いていたが、やがて、 「おい悪党」 と小さな声で呼びかけてみた。 しかし葉子の規則正しく楽しげな寝息は露ほども......
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イビキ・寝息の表現・描写・類語(睡眠・眠る・寝るのカテゴリ)の一覧 ランダム5
母上は疲れ果てたように、間もなく破れた草笛のような、かすれた小さい寝息を立てて眠った。
大原 富枝 / 婉という女 amazon
潮を噴くようにイビキをかく
大庭 みな子 / 啼く鳥の amazon
鼾が高くなり低くなり、調子の悪い笛のよう
遠藤 周作 / 沈黙 amazon
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「睡眠・眠る・寝る」カテゴリからランダム5
彼は眠りながら、舌で乳を吸うような音を立てる癖があった。
宮本百合子 / 伸子
夢のなかにいるひとの息づかい。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
梶井基次郎 / 冬の蠅
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