別荘番の爺やがいても、主人も主婦もいない家の中は、要(かなめ)の弛(ゆる)んだ扇のようなものだった。
獅子 文六 / 胡椒息子 (1953年) 作品を確認(amazon)
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室内の雰囲気
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単語の意味
要(かなめ)
要・・・1.扇(おうぎ)の骨を閉じるためにはめる小さな釘(くぎ)。
2.1が転じて、そのものを支える上でもっとも大事な役割をする部分や人。ある物事の最も大切な部分。要点。
2.1が転じて、そのものを支える上でもっとも大事な役割をする部分や人。ある物事の最も大切な部分。要点。
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長く使っていない部屋の空気が、雪の冷たさを閉じ込めておいたように背筋をひんやりさせる
内田 康夫 / 風葬の城 amazon
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村上 春樹 / 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 amazon
家の中は敦子の宇宙だ。女は小さな分身の小物で家をいっぱいにする。
吉本 ばなな / 新婚さん「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
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カウンターが一本、テーブル席が五つほどある店内
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吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
暦をめくるように、季節で貌を変える庭木や下草
向田 邦子 / 思い出トランプ amazon
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