皮膚が皮癬 のように、ザラザラになった。
小林多喜二 / 蟹工船 ページ位置:52% 作品を確認(青空文庫)
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ただれた肌
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前後の文章を含んだ引用
......モゾモゾと小さいゼンマイのようなものが、身体の下側を走るかと思うと――刺す。その度に漁夫は身体をくねらし、寝返りを打った。然し又すぐ同じだった。それが朝まで続く。皮膚が皮癬 のように、ザラザラになった。 「死に虱だべよ」 「んだ、丁度ええさ」 仕方なく、笑ってしまった。
五
あわてた漁夫が二、三人デッキを走って行った。 曲り角で、急にまがれず、よろめ......ここに意味を表示
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瘤はさらに膨れあがり、いっそう赤黒くなってきた。
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 amazon
腕のところに二本の白い線が入っていて、私はいつも「江戸時代の罪人の入れ墨のようだな」と思った。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
黒い陰毛が汗で濡れて、朝露を受けた草のように光っている。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
顔に汗を噴きださせている。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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