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私の前には、御飯にごった煮にお新香が運ばれてきた。まことに貧しき山海の珍味である。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:4% 作品を確認(青空文庫)
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料理の見た目
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前後の文章を含んだ引用
......声で念を押しているのだ。私は涙ぐましい気持ちだった。御飯の盛りが私のより多いような気がしたけれども、あれで足りるかしらとも思う。その労働者はいたって朗かだった。私の前には、御飯にごった煮にお新香が運ばれてきた。まことに貧しき山海の珍味である。合計十二銭也を払って、のれんを出ると、どうもありがとうと女中さんが云ってくれる。お茶をたらふく呑んで、朝のあいさつを交わして、十二銭なのだ。どんづまりの世界は、......
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ウドとキュウリの霰切りに旬の青柳の酢ノ物。いずれも大鉢で出て、それを小皿や小鉢へ取りわけるのだが、そうした器を早春の気配によってととのえ、料理との色彩の落ちついていてあざやかなことは、だれの目をもたのしませる。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
私の前には、御飯にごった煮にお新香が運ばれてきた。まことに貧しき山海の珍味である。
林芙美子 / 新版 放浪記
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濃い味、脂ぎった味、極端に辛い味、甘いは、本当の味とはいえない。真実の味とは「淡」である。
藤井宗哲・藤井まり / 魂の食 SOUL FOOD amazon
お料理はなんのきまりもないのだから、とらわれないことだ。それから自信をもってまな板に向うことだ。こんな材料ではおいしいものがつくれる筈はないと思う前に、これだけのものでどんなおいしいものをつくってみせようかと考えるほうが幸福だと思う。
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
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